1948-06-25 第2回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第44号
○芦田國務大臣 西尾國務大臣が新聞に話したという記事は、表題を見たと思いますが、内容は初めて松浦君から伺つたわけであります。私は直接に西尾君からそういう話を聽いてはおりません。今後西尾君の意思を聽くことが必要となるときには、直接私からその意思を確めたいと思いますが、今日はまだそういう機会には達していないと思うのであります。
○芦田國務大臣 西尾國務大臣が新聞に話したという記事は、表題を見たと思いますが、内容は初めて松浦君から伺つたわけであります。私は直接に西尾君からそういう話を聽いてはおりません。今後西尾君の意思を聽くことが必要となるときには、直接私からその意思を確めたいと思いますが、今日はまだそういう機会には達していないと思うのであります。
○松原一彦君 国民協同党は、國務大臣西尾末廣君の不信任決議案に対しまして、反対の意を表するものであります。(拍手) わが国民協同党が、この不信任案に反対いたしますることは、必ずしも西尾氏をば信任するという意味ではございません。但し、信任か不信任かという二つの課題を課せられました時分に、以下申し述べる二つの理由をもつて、わが国民協同党は不信任案に賛成することはできないのであります。
中野四郎君提出、國務大臣西尾末廣君に対する不信任決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。 氏名点呼を行います。 〔参事氏名を点呼〕
○議長(松岡駒吉君) この際、中野四郎君提出、國務大臣西尾末廣君に対する不信任決議案を、委員会の審査を省略して議題となすに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○芦田國務大臣 西尾君の後始末をどうするかという御質問でありますが、まだどうにもなつてはおりませんから、後始末をする必要はないと心得ております。
○鈴木國務大臣 西尾君の問題は本会議でもお答えをいたしましたように、別に再調査を命じたというほどのものではないのであります。納得のいかない点を質問をいたしたにほかならぬのでありますが、それに対してはまだ答えは得ておらぬのであります。答えを得ましたならば、適当に考えようと思つております。
○國務大臣(西尾末廣君) 赤松君の私に対する質問の要旨は、私の責任を問い、それをいつ、いかなる方法において果すかという御質問でありましたように伺いましたが、私は政治家といたしましては、責任を明らかにするということは、一番大事なことだろうと思うのであります。私は、責任を明らかに、いつの場合でもしなければならないということは、十分承知しております。
○國務大臣(西尾末廣君) (「内閣の面汚しだ」と呼ぶ者あり)栗山良夫君の私に対する御質問の要旨は、この予算は、勤労階級の利益に反するものであり、從つて反勤労階級的な予算であるが、これに対して、社会党出身閣僚はなぜ賛成したかという点と、このまま社会党が勤労階級から見放されて自滅するようになることのままに行くのか、それとも何とか考えるのか、こういうような御趣旨であつたと了解いたします。
(旅館の番頭よろしい」と呼ぶ者あり) 〔國務大臣西尾末廣君、登壇〕
○國務大臣(西尾末廣君) その通りであります。
○國務大臣(西尾末廣君) その通りです。
○國務大臣(西尾末廣君) ええ。
○國務大臣(西尾末廣君) 私は特に新聞だけを問題にするのでありませんが、尚日本の民主化はその過程にあるのでありまして、各方面において民主主義化がまだ徹底しておらない そういう状態でありますから、新聞の記事におきましても、必ずしも常に正しい報道ばかりがされておるとは言えないと思うのであります。
○國務大臣(西尾末廣君) 左藤君の御質問にお答えいたします。新聞の記事は、ある點において誤り、又ある點において私の意を盡しておりませんから、當時新聞記者に語つた點をここで繰返して表現して御了解を得たいと思います。軍事公債の問題につきまして質問をせられたときに、私は軍事公債の利拂停止は、元來は石橋大藏大臣の時にやるべきであつたと思う。
○國務大臣(西尾末廣君) その大臣が所管事項について、自分の決心を述べるということは必ずしも不當ではないと思うのであります。
〔國務大臣西尾末廣君登壇〕 〔発言する者多し〕
○國務大臣(西尾末廣君) ただいま佐竹君から御質問のあつた点につきまして、それからの経緯につきましては、司法大臣から詳しくお答えすることにいたしまして、私は、私に関する点についてのみお答えいたしたいと思います。 問題を正確に理解するためには、何が事実であるかということを明確にすることが何よりも大事であろうと思うのであります。
午後五時四十四分散会 ————◇————— 出席國務大臣 内閣総理大臣 片山 哲君 外務大臣 芦田 均君 厚生大臣 一松 定吉君 農林大臣 波多野 鼎君 商工大臣 水谷長三郎君 労働大臣 米窪 滿亮君 國務大臣 木村小左衞門君 國務大臣 齋藤 隆夫君 國務大臣 竹田 儀一君 國務大臣 西尾
○國務大臣(西尾末廣君) この前第一囘國会におきまして、一ケ月分を要求して御協賛を願いましたのは、的確なる財源を得ることが甚だ困難でありまして、取敢えず的確な財源を得られたもので御協賛を願い、或いはそれによつて罷業に入ることなく、問題を解決することが非常に困難であるけれどもできはしないかということを政府は期待しておつたのであります。
○國務大臣(西尾末廣君) 第一の質問が、何かこういうことにならない前に、政府が先手を打つべきではなかつたかという点の御質問もあつたようでありますが、私が元來この調定の、否、労働組合から調定に掛かる前に、政府に交渉に來た時分に、主として私が交渉の任に当つたのでありますが先程経過報告の中にもありましたように、私はむしろ強硬に過ぎるくらい強硬な態度を以て、これに應接したのであります。
○國務大臣(西尾末廣君) 石坂さんの御心配誠に御尤であります。政府におきましても、この政府の措置が民間に影響しまして、民間の労働組合が更に賃上げ闘爭をするというようなことのないようなことを期待いたしておるのでありますが、併しこれは民主主義の今日におきまして、政府の力のみを以てしてはできないのであります。今度のことは先に申しましたように、中労委の裁定があつた。その裁定に政府が從つた。
○國務大臣(西尾末廣君) 林君の御質問にお答えいたします。傳えられるところの西尾案、すなわち調停案に回答するその案の内容を聽きたい、こういうことでありますが、まだ政府におきましては案ができておりませんので、各方面との関係もありまして、なお内容にわたつて申し上げるような時期になつておりませんから、しばらくお待ちを願いたいと思うのであります。
○國務大臣(西尾末廣君) 田中稔男君の総理大臣に対する御質問は、総理大臣に代つて私が答えてもよろしいということでありますが、御質問の内容は、政策の問題というよりも、むしろ総理の信念を聽くという性質のものでありますから、私がお答えすることは適当でないと思います。いずれ適当な機会を選びまして、総理自身からお答えしていただくようにいたしたいと思います。
○國務大臣(西尾末廣君) 石原君の御質問にお答えいたします。林國務大臣の、新聞記事に載つております問題につきましては、閣議の席上のことを述べておるようでありますが、閣議は御承知のごとく秘密会議でありまして、閣議でだれがどう言つた、こう言つたということを世間に発表することは、まことに遺憾であります。從つて私は、閣議の内容につきましてとやかくの論議は避けたいと思うのであります。
〔國務大臣西尾末廣君登壇〕
○國務大臣(西尾末廣君) 川上君の御質問にお答えいたします。全官公廳の諸君に交りまして税務関系の從業員の諸君が來られまして、その席上今川上君が言われましたように、大変安い給料で皆辛抱しておるというようないろいろな話があつた時分に、ジヨークとして役得もあるのだろうと言つたのであります。
○國務大臣(西尾末廣君) 板谷君の御質問にお答えいたします。 官公廰の從業員組合の中に、政府から給料を貰つて、そうして政府の仕事をしないで組合運動に没頭しておる者が相当おるという点についての政府の所見を問われたようでありますが、誠に遺憾ながらその通りであります。
○國務大臣(西尾末廣君)(続) 行政整理のことは大藏大臣がお答えになるかと思つて遠慮したのでありますが、御質問がありますからお答えいたします。(「意味ははつきりしておるじやないか」と呼ぶ者あり)行政整理につきまして、この前私が公の席上で申しましたのは、將來経営の合理化が必要になるであろう、そういう場合には、政府は率先して行政整理から始めて行くつもりである、こういうふうに申上げたのであります。
○國務大臣(西尾末廣君)(続) つまり、これは何らかの理由で私に特に敵意をもつておると見えまして、他の機会においても、半分名前はありますけれども、いわゆる怪文書的なものを出しておる人でありまして、これらのような権威をもつていない人の文書が、あまり研究されないでこの壇上でただちに問題になることは、誠に遺憾であります。(拍手) 〔國務大臣鈴木義男君登壇〕
○國務大臣(西尾末廣君) 中野君のこの壇上でお示しになつた印刷物は、私はまだ見ておりません。ただこの印刷物を出した植草某は、社会的にも政治的にも権威をもつておるものではないのであります。 〔発言する者多し〕
○國務大臣(西尾末廣君) ただ今斎藤君の御質問の中に、私が平野前農相の追放について発表したということでありますが、それは間違いであります。 〔発言する者多し〕
○國務大臣(西尾末廣君) 小川君の御質問の趣旨は、民業にありましては能率をあげるということによつて自己の賃金收入を多くするという途が開かれておるが、官の從業員においてはそういう途がないのであるから、何かそういうことについて—行政整理等のことについて考えがあるかどうかという御質問と承つたのであります。
〔國務大臣西尾末廣君登壇〕
佐々木更三君 笹口 晃君 森 三樹二君 安平 鹿一君 吉川 兼光君 工藤 鐵男君 小島 徹三君 後藤 悦治君 小澤佐重喜君 山口喜久一郎君 石田 一松君 川野 芳滿君 田中 久雄君 中野 四郎君 出席國務大臣 大藏大臣 栗栖 赳夫君 國務大臣 西尾
○國務大臣(西尾末廣君) それはちよつと……。
○國務大臣(西尾末廣君) ガリ版の積りです。
○國務大臣(西尾末廣君) 承知いたしました。
○國務大臣(西尾末廣君) 石田博英君の御質問にお答えいたします。お尋ねの要点は、主として社会党出身閣僚が社会党の幹部と議して、この休会中を利用して党勢拡張に專念するという見解のもとに立つて、これは妥当なりや否やという趣旨の御質問であります。しかし、これは明らかに思い違いであります。
〔國務大臣西尾末廣君登壇〕